【お米の専門店川庄米穀店】米どころ越後与板から、美味しい新潟のお米を全国へお届けします。
「新潟県産コシヒカリ」という銘柄には実は2種類の品種があることを御存じでしょうか。
一つは、従来から作られてきたコシヒカリ(以後「従来コシヒカリ」と記載)、もう一つは、コシヒカリを
親として、いもち病という稲の病気への耐性を持つように品種改良された「コシヒカリBL」です。
この2種類の品種がどちらも「新潟県産コシヒカリ」として扱われているため、消費者の方は品種を知らずに購入されていることが多いかと思います。
「コシヒカリBL」は、
1.味は「従来コシヒカリ」と同等
2.いもち病に強いため、農薬を減らすことができ、環境にやさしく、より安全・安心
3.新潟県でしか取り扱わないため、DNA鑑定で新潟県産であることを証明できる(産地偽装対策)
という触れ込みで平成17年から新潟県内で一斉導入されました。
現在新潟県で農協が新潟県産コシヒカリとして農家様から買い取るお米は「コシヒカリBL」のみです。
そのため、流通する新潟県産コシヒカリはほとんどが「コシヒカリBL」となっており、「従来コシヒカリ」は、農協や農協がお米を卸しているスーパー等では購入できません。
しかし、農家様の中には「従来コシヒカリ」の方がおいしいと考え、自家用米として「従来コシヒカリ」を育てている方がいらっしゃいます。
当店でも農家様と毎年行っている反省会で食べ比べをしてみましたが、炊き立てでは、「従来コシヒカリ」のほうがおいしいという方と、どちらも同等という方に分かれ、 冷めたお米では「従来コシヒカリ」のほうが甘み、香りが良くおいしいという方が多いという結果でした。 当店では栽培されている農家様との契約栽培により「従来コシヒカリ」を仕入れ、「従来コシヒカリ」「コシヒカリBL」の両方を販売しています。
ちなみに、玄米の30kg袋の内容記載欄をみると、銘柄欄は「新潟県産コシヒカリ」と共通ですが、品種欄は従来コシヒカリであれば「コシヒカリ」、コシヒカリBLであれば「コシヒカリBL」を記載するのがルールのため、 違いがわかるようになっています。(農家様の個人情報は黒塗りさせて頂いています。)
コシヒカリBLの詳細は下記をご覧ください。
新潟県ホームページ:コシヒカリBLの説明